ナンパからの初めてのアポ

2022年10月某日、ニラの生い茂る街に俺は降り立った。

「今日は2時間で20声掛けするぞ。」そう目標を立てて、街に出た。

一人目、二人目、と声をかけていくが、シカトが続く。

気持ちだけはスト値100のつもりだったが、シカトが続くと足取りはちょっと重くなっていった。


それでも、声掛けを続けて、確か10人目位。

俺「ピンクのカバンしょってるね。ピンク好きなの?」

ピンク子「え、」

俺「いきなり話しかけられてびっくりしてくるね!」
なんだがよく分からないがオープンした。

出展:NARUTO 岸本斉史 集英社

ピンク子(21)
事務
スト値3
スタイル普通

 

「お、オープンしたぞ!」と慌てつつも会話が続いたので、
近くのアイスが売っている所に連れ出してアイスを食べた。

アイスを食べていて、会話が続き、いい感じだなと思っていたところ
アイスが、手にたらーりと垂れてきた。

俺はアイスを食べるのが下手だなーと思っていたら、ピンク子が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティッシュを一枚くれた。

彼女は現世に舞い降りた女神だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この子と結婚したい。俺がそう決意するのに時間はいらなかった。

 

 

アイスを食べ終わったので、連絡先を交換した。LINEのやり取りを行い飯の約束が取り付けられたので、後日、待ち合わせして居酒屋に行った。

 

飯の時は仕事の話→学生時代の話→恋愛関係の話にシフトチェンジし、会話を続けた。多分、相手も楽しんでくれていたんじゃないだろうか。


手とかを触れても大丈夫なのを確認しながら少しずつボディタッチもした。

ボディタッチもそこまで拒まれていなかったので、セクトラした。

2時間ぐらい立ったので、居酒屋を出て手をつなぐ。反応はあまりよくなかった気がしたけど
カラオケ打診をしてカラオケ屋に向かった。
歌を一曲歌い、相手の隣に座る。


ピンク子ちゃんは歌を歌う気が無いようなので、デンモクを見てる。
俺は相手の肩に手を回したり、頭を撫でキスをしようとした。すると、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キスは拒まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「俺の振る舞いや言葉の何かが駄目だったんだろう。」そう思いながらも、無理やり拒絶された訳では無かったので、
とりあえず、スキンシップからのキストライをしたが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再度、拒まれた。彼女はオリバーカーンの生まれ変わりに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


退室の電話が鳴った。試合終了のホイッスルだ。

 


カラオケ屋を出る。
「ナンパはコミュニティからの繋がりじゃないから、出会いと別れが早いなー。」と思いながらも、
あまり気まずい雰囲気にはしたくないなと思って、雑談をしながら駅に向かった。そしてバイバイした。

出典:ONE PIECE 尾田栄一郎 集英社

 

【この日の振り返り】

俺の振る舞いが気持ち悪かったんだろうなと思う。多分相手からは怪しいおじさんに見えていたに違いない。悲しいけど。


女の人と出会い、セックスするには心と体を抱かなくてはいけない。
俺は心と体どちらとも引き付けることができていないから、上手く行かなかったんだろう。
心を引き付けるのが、言葉なのか態度なのかはわからないけど、引き続き精進あるのみだ。俺は明るく楽しい男になるんだ。後から振り返った時、そのための通過点だったんだという思い出になればいいな。