俺は怒っている。女に、そして自分に

12月から「土日は昼から夜まで街に出よう」と決めて、3か月が経った。

この三か月で街には249時間いて、声掛け数は概算2072声掛けで7即の結果になった。

 

俺がストを始めたのは、彼女が欲しいと思ってアプリをやったけど、上手く行かず、

街コンに同期を誘っても乗り気な同期がおらずで、「俺が女と会うには路上しかないのか。」と絶望の気持ちからの選択だった。

 

・女と繋がれない自分に対する「怒り」、「悲しみ」、「情けなさ」

・自分をゴミのように扱う女に対する「怒り」

・女と繋がれてる男に対する「羨ましさ」、「憧れ」

 

絵にすると、下に貼ったのび太のような感情だった。今までの人生が否定されたような気持になっていた。

出典:ドラえもん 藤子・F・不二雄 小学館

絶望を感じているのに、なぜストをやろうと思ったかというと、ストに「希望」を感じたから。

 

minamipua.blog.fc2.com

blog.livedoor.jp

 

ストを始める前、このようなブログをよく読んだ。特にikasuiさんのブログを読んで、

「路上には素敵な出会いがあるんだ。俺も素敵な女と結ばれるように頑張るぞ。」という気持ちになった。

その希望が街に出る原動力を俺に与え、幾ばくの即を重ねた。

 

しかし、ここで「俺はいったい何を求めて街に出てるんだろう?」という疑問が浮かび上がるようになった。

 

それは、

・俺、女をキープしたいという気持ちが弱いんじゃね?

・素敵な女と結ばれて、ストを止めるなんて本当にありえるのか?

という思いが出てくるようになったからだ。

 

まずは、「キープする欲が無い件」について。

 

ストを始める前に参考にしていたこのシリーズの音声で

アナキンさんが「自分はなるべく女をおかわりするようにしている。」

と言っていた。

 

note.com

 

また、俺は、ケーゴさんのブログを読んでいたので「男っていうのはキープを作るもんなんだ。」という思いから、キープというのを作ろうと少し頑張った。

しかし、俺は「果たして女をセフレとしてキープしたいんだっけ?」という言葉が脳内をよぎりまくった。

 

それは、

・最近の俺(1年位)は、AVさえ見るのも億劫な程、自分磨きをほぼしない。(もしかしたら病気なのでは?)

・女と会うなら、「友達と焼肉に行きたい。」という欲求の方が強い

というのがある。

 

もちろん女の質が低いというのも大前提だと思うが、このような背景もあり、俺はキープ欲が現状0だと仮定し、生きている。

ケーゴさん、俺はどうやらケーゴさんとは違うようです。

 

次に「ストで素敵な女と結ばれて止める件」について。

「良い女と出会うぞ!」と意気込んで街に出たはいいが、そこで問題が発生した。

「じゃあ、俺にとっての良い女、理想の女ってなんだろう?」

そこで理想の女を考えたときに

 

・俺が何も言わなくても、部屋を掃除してくれる。

・俺が何も言わなくても、俺の食べたいものを作ってくれる。

・俺が何も言わなくても、性処理をしてくれる。

・俺が何も言わなくても…

 etc

 

という理想が積み上がり、「こんな女、現実いないやん笑」となった。

そして、

「そもそも理想の友達探しなんて、誰もやる人いないのになんで女に対しては理想なんて求めてるんだ?」

「理想の女を探すっていう考えが、人を舐めてるんじゃないか?」

「人間関係なんて後から振り返って、良かったなと思うかなだけで、理想の相手なんて探すのが間違ってるだろう。友達だって、なろうと思ってなるものでもないし、気付いたら友達になっているものだから。」

という考えから、「ストで理想の女と出会う。」と息巻いていた俺が恥ずかしくなってしまった。

ブログのikasuiさんは、理想の相手が見つかったから辞めたのではなく、

ストをやり切った先に偶然、ikasuiさんという優しい方が、優しい女と出会えただけというだけなんじゃないかと思っている。(ネットの情報でしかないので本当の事は分からないけど)

 

いずれにせよ、俺の想像する理想の女が現実にいないので、

理想の女を求めて、街に出るという原動力は無くなった。

 

じゃあ、俺は何で街に出るんだろうと思ったときに俺は「怒っているんだな。」

と考えるようになった。

 

まずは、女に対して俺は怒っている。

それは、俺という存在が女に蔑ろにされ続けてきたからだ。

女に蔑ろにされた怒りから「お前もう屋上来いよ。」というノリで、

街に出て、女とケンカするために街に出ているような気がする。

「スト高だろうがスト低だろうが、まとめて俺にかかってこいや!」という気持ちがある(スト高は全然かかってこないけど)。

 

そして、俺は俺に対して怒っている。

俺は、女に対して怒っているのに、女と結ばれたいと思っており(これは説明できない)、出来るなら可愛くて魅力的な子と結ばれたいと思っている。

 

何故だか分からないけど、俺は女と「昼におしゃれなカフェに行って、ぼっーと過ごしたい。」という欲求がある。

一人だと、カフェに行く気もないし、男ともカフェに行きたいと思わない。女と行きたいと思っている。

逆に、女と焼肉に行きたいとはあまり思わなくて、焼肉行くなら男と行きたいと思っている。

もしかしたら、俺は女に「安らぎ」を、男に「刺激」を求めているのかもしれない。

 

話が逸れたけど、「可愛くて魅力的な子と結ばれたい。」と漠然と考えてる点に問題がある。それは、可愛くて魅力的な子と結ばれたいと思っている割に、俺はリスクも取らず、田舎でサラリーマンをやっているからだ。

 

現実、日本トップの女を芸能界の女とすると、

芸能界の女は

・社長

・俳優、ミュージシャン

・スポーツ選手

などと結婚する。

 

だから、本当に可愛くて魅力的な女と結ばれたいならリスクを取って、スーパウルトラハイスぺになる道を選べばいい。

だけど、俺はその道を選ぶリスクは取っていない。ただ、可愛くて魅力的な子と結ばれたいとだけ願っている。

 

それは問屋が卸さないんじゃね?

出典:鋼の錬金術師 荒川弘 スクウェア・エニックス


何かが欲しいなら、それに見合う対価を払う必要があることはハガレンで学んだ。

スポーツ選手になることは、学生時代に諦めた。普通に才能が無かったし、死ぬ程の努力もできなかった。

今更ミュージシャンを目指す気もない。なれる気もしない。しゃっちょさんになる予定もない。

その割に

「芸能人みたいな可愛い子と付き合いたいな。」

「芸能人みたいに可愛いくなくてもいいけど、気立てのいい子と付き合いたいな。」

「芸能人みたいに可愛いくなくてもいいけど、それなりに可愛い子と付き合いたいな。」

と希望だけを涎を垂らして座り待っている凡人の自分に、どうやら俺は凄いイライラして、嫌気が差したんだろう。パズーみたいな男気も無い男なのに、上から美女が降ってくるわけないやん笑。

 

このように、俺は俺に対して怒っているので、「現実、見てこいや。」という意気込みで、俺をストというリングにぶち込んでいるのではないだろうか?

 

女にムカついており、俺にムカついており、そのどちらもボコボコにするために街に出ている。全く救いのない動機なんだげど、それ以外だと街に出ている理由が思いつかない。

もちろん、女の子が笑ってくれた時や、一瞬ではあるけれど、即によって女の子に認められた時はとても嬉しい。結局の所、何も悪くない女に対しても怒りを抱いているキモい俺に対して怒っているのかもしれない。

 

自分のような人が他にもいるのかは分からないけど、Twitterの形跡をみるに,

この人は俺と似た心境だったんじゃなかろうか。

twitter.com

 

ikasuiさんやケーゴさんのブログを見て、ストを始め、SPさんという方の形跡を道標に街に出ている。

リアルにあったことのない人の遺産が、自分の人生の選択に影響を与えていると思うと面白い。Z世代の鏡だ。

 

三か月、自分なりに沢山街に出るようにして、「三か月頑張れたなら、もう三か月頑張れるだろう。」と思う自分と「続かずに力尽きるやろ。」と思う自分がいる。50:50。というか、金が持つかどうかだけが正直一番の心配。

もしかしたら明日には

「キープ最高だ。」

「ストなんてゴミ。ネトナン最高。街歩く時間無駄過ぎる。」

「理想(笑)の彼女ができたのでもうストやりません!!あざした!!」

ってなっているかもしれない。

未来のことは全く分からないし、そもそも三か月続いたのも

走り続けたら、三か月経ったというだけのことだ。

 

だけど、

血ヘド吐くまでやった?→やっていません。

血便出た?→出てません。

と答えるしかないので、俺はまだボコり足りてないし、ボコられ足りてない。

 

 

出典:ピンポン 松本大洋 小学館

 

ストをすると、嫌というほど「現実」に直面する。

声掛けをガンシカされるたびに「現実」に直面するし、オープンするのも「現実」だし、連れ出しも即も全てが現実の出来事だ。大袈裟かもしれないけど、相手に向き合うことで自分という「現実」に向き合っているんじゃないかとたまに思う時がある。

結局のところ、「現実」に直面してボコりボコられを通じ、スポーツや学業のときと同じように「俺は、まあこんなもんやろ。」っていうのを感じたいんじゃねえかな。

 

この先、今までの三か月よりも嬉しい事や悲しい事があると思うけど、その全てを受け止める度量を持ち、明日をまた迎えたいし、また三か月頑張れるといいな。

 

そんな、三か月の振り返りでした!!

 

■この記事から三か月後の備忘録

 

nira-nikki.hatenadiary.com